円安で外国人観光客に何を売るか

これを書いている2022年10月16日現在、円安が進行形で続いております。

1ドル=147円を超えてさらに円安が進みそうな勢いです。

円高になった時は庶民にとっては海外製品を安く買えるというメリットがありますが、円安になった時は全くメリットがありません。なぜなら海外に物を売るという機会が無いから。

インターネットが発達して、海外の人へ個人売買することが可能な世の中ですが、いったいどれほどの人が個人売買で外国へ物を売っているのでしょうか?

かくいう私は個人売買で外国から買った経験はあるものの、売った経験はありません。海外からの購入はeBayとPayPalを利用しました。その時は本当に届くか不安でドキドキしたものです。

外国から観光客を呼び込もうと日本政府としてはいろいろ動いているようですが、私にとっては縁のない世界で、本音としては外国人観光客が増えるのは心配で仕方がないです。

外国人に物を売るとしたら、いったい何が売れるだろうか、素人ながら考えてみました。

今の日本に Made in Japan で誇れるものは大分減ってきています。一昔前であれば電気製品や工業製品がありましたが、工場が海外へ移転するとともに技術も海外へと流れていきました。なので電気製品や工業製品は日本製でなくなったので候補から外れます。

食品ではまだまだ日本独自のものが多いですが、食品の輸出は厳しいものが多いです。生ものはまず無理ですし、加工食品だと温度管理の不要なものでなければなりません。

実は海外の友人向けに日本のレトルト食品を送ることを検討したことがあるのですが、国によっては無理だったりします。ましてや日本語パッケージだと外国人にとっては敷居の高いものになりそうです。なので食品も候補から外します。

ここは文化を輸出することを考えて、伝統工芸品がいいんじゃないかと思いますが、日本人なのに伝統工芸品に詳しくないんですよね。伝統工芸品は高級品なので、私のような貧乏人には縁遠いんです。なので伝統工芸品も候補から外れました。

じゃあ何が残るかというと、漫画・アニメ・ゲーム・アイドル・POPSなどのサブカルチャーになるんでしょうけど、もうすでに売り手が飽和しているような気がします。

結局売るものが思いつかないので、お手上げ状態なのですが、唯一思いついたのが「柔道体験」です。

日本に来た観光客の中には着物を着たり、書道をしたり、日本的なことを体験するコト消費を目当てに来る人がいます。その一つに柔道体験があってもよいのでは?と思っています。

私は個人的に柔道をやっていたこともあり、柔道の事情について多少見聞きすることがあるのですが、今の日本の柔道界の未来は明るくはありません。

かつて柔道が盛んだった頃は公共の柔道場や学校に柔道場がたくさん作られました。

しかし柔道の人気は下がる一方で、柔道人口はフランスに抜かれ、指導者の高齢化もあり、活用されていない柔道場が多くあると聞いています。

そこで観光客のために使われていない柔道場を活用してみてはどうだろうか?と思いました。

柔道はオリンピック種目ということもあり、知名度は抜群にあります。しかし畳や道着など、海外では手に入りにくく、道場などの施設も日本に比べたら少ないところが多いでしょう。海外では柔道を体験したくても機会が無いのが実情ではないだろうか?と思います。

もし外国人観光客相手に何かはじめるなら、柔道体験ツアーなんていかがでしょう?

つぶやきシジュウロー
40を過ぎて世の中に鬱憤が溜まっている中年男。言いたいことも言えないこんな世の中にはベホマズン。笑って体力・気力を回復しましょ。